青森県弘前市の消化器内科　中畑クリニック

胃癌検診

自治体で行われる胃癌検診は、バリウムを飲んで、胃の壁の内側の影を写す検査を行っています。
この検査では、条件によっては、ほとんど胃の中の情報が得られないことがあります。また、胃癌の早期発見には向いていません。 胃癌は、発見の時期を逃さなければ治る病気であり、定期的に検査をしていれば心配いりません。
当クリニックでは、内視鏡検査をお勧めしており、バリウム検査は術前検査等の特殊な場合を除いて行っておりません。
当クリニックの内視鏡検査は経鼻内視鏡はもとよりハイビジョンカメラによる経口内視鏡も完備しており、熟練した内視鏡医が検査致します。

大腸癌検診

一般的に大腸癌検診は便潜血検査を行います。これは、十分に証拠のある有効な方法です。
しかし、必ずしも早期発見に適している訳ではありません。初めて引っかかったのに、手遅れであった患者さんを何人も診てきました。
大腸癌も発見の時期を逃さなければ治ります。当クリニックでは、定期的な内視鏡検査をお勧めしています。 当クリニックの大腸内視鏡検査は全例、盲腸まで観察することを基本としています。これは、全大腸内視鏡検査(TCS)と呼ばれます。 TCSは、苦痛を少なく短時間で行うには、相当の訓練を要します。
従って、大腸の精査といっても注腸造影（バリウムを肛門から注入して撮影する検査）を行う施設が多いのも事実です。
しかし、大腸癌の早期発見や見逃しの少なさから考えると大腸検査はTCSが最善です。 当クリニックのTCSは弘前病院時代からご好評を頂いておりますので、安心してお任せ下さい。

経鼻内視鏡と経口内視鏡の違い

最近は経鼻内視鏡が流行していますが、専門医の立場から申し上げますと経口内視鏡も魅力的です。 それぞれの長所と短所を説明します。

当クリニックでは、特別指定のない場合は経口内視鏡をお勧めしておりますが、 ご希望により、経鼻内視鏡もご用意してありますので、お気軽にご相談下さい。

C型肝炎検査

C型肝炎は血液から感染する病気です。
通常の生活では、感染することはありませんが、昔の輸血や注射などで感染して気付かずに生活している人も多数存在します。 C型肝炎は現在でも、入れ墨、覚醒剤の回し打ち、ピアス、不衛生な針治療で感染する可能性があります。
C型肝炎は10年から30年で肝硬変、肝がんになる可能性があります。肝がんの死亡率は、男性3位、女性4位で年々増加傾向です。 肝がんの原因の約80％がC型肝炎ですのでC型肝炎を早期に発見することが重要です。
採血や超音波検査で現在の状態を把握することが可能ですので、お気軽にご相談下さい。

禁煙のススメ

当クリニックは敷地内全面禁煙です。タバコが習慣性毒物であることは世界的な常識です。 日本では、喫煙者が先進国の中でも最多であり、特に若い人の喫煙率の高さが問題となっています。 喫煙者が勝手にガンで死ぬのは構いませんが、受動喫煙で病気になることは、防がなければなりません。 意外に知られていないことですが、タバコの煙はタバコの排出するガスの3％に過ぎず、97％は拡散しています。 つまり、あなたの周りに目に見えない毒物が漂っています。タバコの排気ガスはクルマの排気ガスよりも汚いのです。 屋外であっても、10メートル以上喫煙者から離れないと安全とはいえないのです。まして、同一空間にいた場合は大変危険です。 分煙をすれば良いと考える人もいるでしょうが、どんなに高級な空気清浄機でも有害ガスは除去できません。 分煙という概念は妄想に過ぎません。家族や大切な人を守りましょう。 当クリニックでは、禁煙外来を開設しております。お気軽にご相談下さい。